気分から探す、六つの入口
タイトルを決め打ちで選ぶのが苦手な日のために。今の自分の状態に近い番号から入ってみてください。
眠れない夜のための
結論を急がない文章ばかり。読み終わる前に眠ってしまっても、それでいいように選んでいます。
誰かと話したくなる
読みながら「これ、あの人に言いたい」と思う種類の文章。会話のきっかけを置いていきます。
ひとりで遠くへ行きたくなる
移動そのものを主題にした紀行と随筆。目的地より、道中の空白を味わう読みものです。
言葉の手触りを確かめたい
翻訳もの、詩、短い断章。意味より響きを先に受け取る読み方を提案します。
少しだけ勇気がほしい
励ましではなく、静かに背中を預けてくれるような文章。強く押しません。
昔の自分に戻りたい
記憶と場所についてのエッセイ。懐かしさを消費せず、そっと扱っているものを集めました。
この場所の歩き方
三つの手順と、二つの小さなコツ。全部覚える必要はありません。一つだけ持ち帰ってください。
気分を先に決める
読みたい本を探すのではなく、今の自分の状態を言葉にする。番号はそのための目印です。
冒頭の三行だけ読む
合わないと感じたら、そこで閉じて構いません。合う文章は、たいてい最初の三行で分かります。
読み終えたら一言だけ残す
感想でなくてかまいません。天気でも、時刻でも。あとで自分が読み返すための栞になります。
編集手記 — 選ぶことは、断ること
この場所を始めたとき、最初に決めたことがあります。それは「全部を紹介しない」ということでした。世の中には良い文章が多すぎて、網羅しようとすると、どうしても口調が慌ただしくなります。慌ただしい案内で、静かな文章を勧めるのは筋が通りません。
だから毎週、候補を二十ほど集めて、十九を落とします。落とすのは、つまらないからではありません。今週のこの並びに置くと、隣の文章の声を消してしまうから、という理由がほとんどです。選ぶという作業は、実のところ、断る技術の別名なのだと思います。
名前の「あなたは私の人です」は、少し大げさで、少し照れくさい。でも、読み終えた文章に対して本当にそう感じた経験が、誰にでも一度はあるはずです。その一度を、できるだけ多く再現したい。それがこのサイトの、ただ一つの目的です。
もし合わない回があっても、どうか責めないでください。合わないという判断も、立派な発見です。あなたの側に基準がある証拠なので、こちらとしてはそれだけで十分にうれしい。
— 編集部 / あなたは私の人です
あわせて読みたい、外の棚
編集部が日頃から参照している案内所です。気が向いたときに、どうぞ。
あなたの「一冊」を、教えてください
おすすめの文章、忘れられない一節、あるいは「今週の特集は合わなかった」という正直な声まで。短い一文で構いません。すべてに目を通し、返事は遅くなるかもしれませんが、必ず読みます。
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